突然収入がなくなるという現実
2024年12月に退職してから、当然ながら毎月の給与はゼロになりました。
でも、実はそこまで大きな不安は感じていませんでした。
というのも──わたしは、裕福とは言えない幼少期を過ごし、さらにシングルマザーとして20年間、家計をやりくりしながら子育てしてきた経験があります。
だからか、「お金がない状況」にある程度は慣れているのかもしれません。
もちろん今も、傷病手当と貯金を切り崩しながらの生活ではありますが、「まあ、これくらいなら想定内かな」と思えている自分がいます。
買い物をするときは、いつも値段を見てからカゴに入れるクセがついてるし🤣“貧乏生活”には、そこそこ耐性があるタイプです。😁
人にははずかしくてあまり言えないけど、自分では「これでもちゃんと生きていける」と思えるんです。
大切なのは、「何を手放して、何を守るか」──その優先順位。
どうしても削れない部分があるなら、それは大事に残していい。そこに自分らしさがあるのだと思います。
それでも、生活は続きます。光熱費も、家賃も、食費も待ってはくれません。
各種制度の“支え”に救われて
退職後すぐに無収入になるのは不安でしたが、わたしには「傷病手当金」という制度がありました。
これは、病気やケガで働けないときに、条件を満たせば受給できるもので、最長1年半、健康保険から支給されます。
実は、乳がんの治療をしていたときにも一度この制度を利用していて、今回は2回目。「あ、またこれ使えるかも」と思ったのがきっかけでした。
申請には医師の診断書が必要で、勤務先の協会けんぽなどに書類を提出する必要があります。
また、退職後にハローワークで手続きする雇用保険の求職者給付も、病気・出産・育児などですぐに働けない場合は「受給期間の延長申請」ができます(延長事由が止むまで最長3年間)。
わたしもすでにこの申請は済ませました。せっかくこれまで掛けてきた保険ですから、無駄にしないように、ひと手間でも忘れずに☝️
さらに、精神疾患などで通院している方が対象になる「自立支援医療費制度」という公費負担制度もあります。
これは、通院にかかる診察費や薬代などの自己負担額を軽減してくれる制度で、通っている病院やクリニックの窓口で相談できます。
制度は“知っているかどうか”がすべて
こうしていろんな制度を使わせてもらっている今、つくづく思うのは── 「制度は、知っているかどうかで全然違う」ということ。
「知ってさえいれば」選択肢は広がるし、少しでも暮らしの安心につながるんですよね。
自治体によって制度や条件が異なるものも多いので、情報は「誰かが教えてくれる」ものではなく、自分で調べていく必要があります。
実際、役所は“こっちが払う側”のこと(税金や保険料など)はしっかり連絡してくれますが、“支援を受ける側”の制度については、黙っていたら何も案内されないことも多いのが現実。
わたしも、シングルマザー時代には児童扶養手当や母子医療証など、申請しないともらえない制度の存在を役所の相談員さんに教えてもらって知ったことがいくつもありました。
そして実は…そんな当時、「看護師になろう!」と決意して看護学校に通った時期もありました(いまでは“黒歴史”ですが)。
いま思えば、あのとき学んだ国民年金の学生免除制度などの知識が、今こうして制度を理解したり、調べたりするうえでも、その頃の夢はかなわなかったけど、回り道した“黒歴史”も地味に役立ってる気がします。
失業や病気で収入が大幅に減った時は保険料を払うのも大変です。
国民健康保険に加入した場合、保険料減免申請があります。(収入による。)※社会保険は対象外
また、国民年金に関しても母子家庭の時もお世話になりましたが、年金保険料の減額があります。
こちらも収入によって審査されるので相談する価値はあるかと思います。
生活を見直す──節約で工夫していること
今、わたしはワンルームマンションでひとり暮らしをしています。
2022年9月にこの部屋に引っ越してきました。
この暮らしをきっかけに、「食」に対する考え方を180度変えることに。
キッチンがあまりにも狭すぎて、もう料理をやめました🤣
ひとり分って、作る気にもなれなくて…
その分、“作らない”前提でどうやって栄養をとるか?
「タイパ」「栄養バランス」重視のスタイルに切り替えました。
わたしの“なんちゃって栄養ごはん”
- 冷凍野菜中心(ブロッコリー、ほうれん草、刻みオクラ、揚げナス)※具だくさん味噌汁に最適✨
- カット野菜やサラダ用パック(千切りキャベツや大根サラダ)※洗わない・切らない便利🎶
- サラダチキン/たまにフライ系(アジフライ、フィッシュフライ)
- 豆腐・納豆・高野豆腐・厚揚げ・高野豆腐・黒豆・豆乳・めかぶ(大豆製品だらけ🤣)
- 卵(ゆで卵率高め)※大事なタンパク源💪
- 鮭フレーク+豆腐コンビ、乾燥野菜+液味噌で即席具だくさん味噌汁
- ロウカット玄米+レトルトのカレーやハヤシ(冷凍野菜や卵をトッピング)
- 冷凍食品の焼きそば・お好み焼き・ナポリタン(たまの楽しみ😊)
- 1日分の野菜ジュース(箱買い・1本/日)※飲まないよりは栄養が摂れてると思っている👍
- お菓子にも栄養意識:プロテインスナック、ソイジョイ、ベースブレッド、おからクッキー
- 毎日ナッツ(アーモンド・胡桃・カシューナッツ)※抗酸化!!
- さやえんどうスナックは「タンパク質豊富=野菜扱い」✨😝
買い出しは月2回で完結。スーパーとネットをうまく使い分ければ、無駄買いもグッと減ります。✌️
「行かなきゃ買わない」って単純だけど意外と効果的🤣
ちなみにコンビニでは無駄遣いはせず、上手に利用する派。🤚
スーパーのほうが品数多くて誘惑が多い気がして…
「必要なものだけを選べるか」がいちばん大事なんだと思います。☝️
プチ贅沢も、忘れずに
- 季節のフルーツ(いちご1パックひとりで食べる幸せ🍓)
- カットパイン1パックを独り占め🍍
- お菓子は大好きなので、栄養のことを気にしながら「楽しむ」
もちろん、糖質や脂質も気にはしてます。
できるかどうかは…置いといて😂
また、抗酸化作用のある栄養素を取り入れたり、「酵素」「ビタミンC」あたりはサプリで補っています(笑)
節約は「お金」だけじゃない
- 光熱費は電気とガスをまとめて契約
- キャッシュレス中心(現金しか使えないところ以外は全てキャッシュレス決済)
- クレジットカードは楽天カード1本化へ(家計管理が楽)
- ポイ活は「時間のムダ」と判断して徐々に卒業中
節約って、「時間」や「手間」の節約でもあると思うんです。
いかに自分の生活をラクに、心地よく整えていけるか。
それがわたしの“節約のマイルール”です😊
お金の不安と、心のバランス
失業中というと、どうしても「収入がない」「将来が不安」といったネガティブなイメージばかりが先に立ちます。
でも実際のところ、わたしにとって今いちばん大切なのは──
「毎日を安心して過ごせること」でした。
もちろん、お金の不安がないとは言いません。
傷病手当や制度の支えがあるとはいえ、それだけで将来まで見通せるわけではありません。
でも、これまで何度も「なんとかしてきた」経験があるから。
少なくとも「今」を生きるための工夫は、自分なりにできるようになったと思います。
不安と共存する力を、少しずつ
心が不安でいっぱいになると、冷静に考えたり動いたりすることが難しくなります。
そんなとき、わたしが意識しているのは、
「いまできること」はやるけど、「いまできないこと」は考えないということ。
働いていたときに一度上がった生活水準は、簡単には下げられないのが正直なところ。
節約も自分の中ではもう十分やってるつもり。
でも、本当の節約って「ご飯と漬物だけ」みたいな生活なのかもしれない──
そう思うこともあります。ですが、それで体を壊したら元も子もありません。
だから、生活の見直しも“苦しいばかり”じゃ続かない。
できることから、無理のない範囲で見直すようにしています。
たとえば、洋服は3〜4着をローテーションしてほとんど買わなくなりました。
毎朝の「何着よう?」の悩みがなくなって、時間の節約にもなっています。
交際費も、わたしには心許せる友だちが1人だけ。
家族サービスくらいがたまの楽しみで、あとはひとり時間が基本。
正直、ひとり暮らしが長いので、誰かと一緒にいる方が疲れるかも…😅
不安をやわらげるには、頼れる制度や行政には遠慮せず頼ること。
それに、友だちに話を聞いてもらうことも、大きな支えになります。
「今のわたしにできること」に目を向ける
「何もかも足りない」と思うと、気持ちまで沈んでしまいがち。
でも、今ある環境の中でできることに目を向ければ、気づけることもたくさんあります。
時間ができたぶん、ブログを書いてみたり、部屋を少し片づけてみたり。
ちょっとしたことで、心のモヤモヤが軽くなる日もある。
完璧じゃなくていいから、できることから。
「ちゃんと前に進めてる」って自分で感じられることが、何よりの支えになります。
さいごに
失業中の暮らしは、決してラクなものではないけれど、わたしにとっては“見つめ直すチャンス”でもありました。
「どう暮らしたいか」
「どう働きたいか」
「どんな自分でいたいか」
これからも模索し続けながら、ムリせず、背伸びせず、自分のペースで生きていけたらと思っています。
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